2015年06月24日

富士山のマイカー規制ってユネスコ(世界遺産)対応だったんだ!?

今日は富士山の登山者抑制策の話題から感じたことを書きます。

ひごろマイカー規制を苦々しく思っている立場なので、
一部に思い込みや過激な発言が含まれているかと思いますが、ご容赦を。


さて、読売新聞6月24日朝刊の社会面に
「登山者抑制策 報告期限迫る」という記事が載りました。

2年前に富士山が世界遺産に登録される際に、ユネスコが、
登山者数の抑制を含めた環境保全対策などの報告を求めた。、

報告期限が来年の2月に迫っている。

中堅報告した登山者抑制策として実施中のマイカー規制は、
ユネスコには受け入れられなかった。

ほかの決め手になる案が出てこないで困っている。
といった内容です。


マイカー規制の本質

ここで、私が感じたこと。

だれが本気で、マイカー規制を登山者抑制策としたの?


マイカー規制というのは、マイカーは麓の駐車場に停めて、
シャトルバスに乗り換えて5号目まで行きなさい。というもの。

そうすれば、シャトルバスや、観光バス・タクシーは
スイスイと5合目までいけます。


マイカー規制以前のシーズンの日中は、車の数珠繋ぎ、
5合目の駐車場から溢れた車が、延々と路上駐車。

そのため、下りてくる車と上る車とが互いに障害になって
何時になっても先に進まない状態が続いたと聞きます。

これでは上に行ける人数に限りがあります。
観光バスや観光タクシーを5号目にどんどん送り込みたい。

そのためには、邪魔なマイカーを排除したい。
というのがマイカー規制の本質だと私は思います。


繰り返しになりますが、

マイカー規制で道路を開放することで、思うままに、いくらでも、
登山客をシャトルバスで送り込めるようにもなりました。


極端に言うと、マイカー規制は登山者数増加策にもなりかねません。
こういうところをユネスコが見抜いたかどうかは不明です^^


マイカー規制は登山者抑制に効果があったか?

読売新聞の記事の内容に戻ると、

富士スバルラインのマイカー規制を前年より22日長い53日間とした。
この効果もあり、
昨年7~8月の登山者数は24万人あまりで、前年より21.6%減った。

とあります。この効果が、でなしに、この効果も
に着目しましょう。


ネットで情報検索。ありました。関東地方環境事務所の報道発表資料
平成26年夏期の富士山登山者数について(お知らせ)

http://kanto.env.go.jp/pre_2014/0929a.html

要約すると、

平成26年7月1日から9月14日の、
富士山8号目での登山者数の合計は28.5万人

平成25年7月1日から8月31日の
登山者数と比較して約2.5万人減少

これについては、以下の3つの要因が複合的に影響したと推測される。

・残雪により、登山道の開通が遅れたルートがあった
・富士山地の梅雨明けが7月21日と前年より2週間遅く、
 8月10日の台風11号などで、週末やお盆の天候が登山に適さなかった。
・5号目へのマイカー規制の日程が延長された。

となっています。


個人的には、このデータから見ると、

マイカー規制が、登山者抑制に効果があるかはわかりません。
天候の影響のほうが大きいのかなと思いました。

雪や、天候、マイカー規制は複合的な要素ですが、

かりに、平成26年の梅雨明けが平成25年なみで、
週末やお盆の天候が登山に適していたら、

マイカー規制の延長効果で、バスやタクシーの通行量が増え、
登山者数は激増していた可能性がありました。

と言い切ってしまいましょう!


ご来光目当ての登山客は例年通りだった

読売新聞の記事の内容に戻ると、

ご来光目当ての登山者が夜明け前に殺到し、
山頂付近が混雑する状況は変わっていない。


この事実が物語るのが、

マイカー規制をやっても
登山客が多ければ、シャトルバスやタクシーで簡単に送り込める。

でしょうか。

ご来光目当てであれば、多少天候が悪くても皆登りますからね!


^^(苦笑い、それともしてやったり?)


今回の記事は、以上のようにまとめてみました。



ほかにも

富士山を
観光資源で求められていることと
世界遺産で求められることとでどう両立させるか

というテーマでは、思いつくこともありますが、

大きすぎるので、切り出し口を思いついたら、その時書きます。

長文お読み下さり、ありがとうございました。
posted by 泳登(えいと) at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士山をたのしむ | 更新情報をチェックする
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