2017年06月27日

生見尾踏切安全対策をすこしでも先に進められないか具体的に考えました

横浜市鶴見区生麦にある生見尾踏切は、平成25年8月に人身事故があり、安全対策について横浜市と住民側とで平成25年から26年にかけて3回の協議が行われ不調に終わりました。
平成28年12月に最新の対策案が示され住民側も対策案そのものには賛成しましたが、対策案実施後の踏切廃止を前提にしていて、踏切は将来的にも残してほしい住民側の要望には沿わないため、具体的な進展には至りませんでした。
結局その後の進展は何ら報道されていないようです。膠着状態と言ってよさそうです。市側のいきなりの作業着手なんて事態にはならないでほしいと思います。

それにしても事故発生からすでに4年近く経とうとしています。

このページでは、3回行われた協議の記録を見つけて、問題が何かを検討し、何かをきっかけにして対策を進展させられないかを考えてみました。

なぜ対策が進展しないのか
資料やその質疑内容を見てはっきりわかるのが、最初から今まで、市側と住民側とで意識が大きく違ったままだということです。

市側は、以前からこの踏切を廃止したいと考えている。人身事故の安全対策の検討をきっかけにして、踏切をなくすことを大前提に、その代償として人道橋や階段の容量を増やして新設、エレベータも新設することを提案しました。

住民側は、踏切は未来永劫存続することしか念頭にありません。踏切が存続するのが前提であれば、人身事故の安全対策はある程度されればよい。極端に言えばエレベータが新設されるだけでも十分という意識ですね。

”踏切を廃止するためにできる限りのことをする”という立場と、”踏切の廃止は絶対反対だが人身事故は無くしてほしい”という立場とでいくら話し合っても、らちが明かないのは当然?

というのが 資料を読み取っての私の印象です。
当初人道橋案.jpg

3回目の協議で示された対策案が上図です。踏切の上に人道橋が敷設されエレベーターを設置し、踏切を廃止する案でした。当然?賛成はされませんでした。

その後、2年8カ月ほどたって、平成28年12月に最新の案が提案されています。
新たな計画.jpg
出展:生見尾踏切の安全対策の進め方について(報告)資料5 平成28年12月12日

踏切の脇に20人乗りエレベーターが2基ずつ設置され人道橋と階段も踏切に近づけて設置するという案です。
エレベータと歩道橋を踏切に近づけて設置するということで、この案自体は住民側の賛成が得られましたが、工事完成後に踏切を廃止するのが相変わらずの条件だったため、工事にも着手できず、ここ半年間膠着状態のように見えます。
ここまでで、経緯を簡単に振り返りました。

対策検討会資料出展:
第1回 生見尾踏切安全対策検討会 資料1
第2回 生見尾踏切安全対策検討会
第3回 生見尾踏切安全対策検討会

そもそもどうなるのが良いのか?
検討会の第1回目で”生見尾踏切の利用状況”という数字が示されました。3つの踏切がつながっており、近くに人道橋が設置されています。この人道橋などから京浜急行線生麦駅と出入りできます。
生見尾踏切の利用状況.jpg

仮に踏切を廃止して、新設の人道橋とエレバーターですべて賄うことを考えます。

歩行者は4600(踏切通行の多い数字)+7000(既設の人道橋通行)=11600(人)
これだけではありません。バイク、自転車2800台余りも人道橋を同時にわたります。

はたして、H28年案でこの量を吸収できるか?さらに、この案には決定的にまずい点があります。それは、生麦第1踏切(京浜急行線)がネックになることです。ピーク時1時間当たりの遮断時間が43分とJRと何ら変わりません。
せっかく人道橋を渡ってきた歩行者や自転車・バイクの何割かは京浜急行生麦駅に流れるでしょうが、残りの多くが生麦第一踏切が閉じていることで、手前の階段で大渋滞を引き起こします。

返す返すも残念なこと
新しく作る人道橋は、JRだけでなしに京浜急行線まで一気に跨げばよい。
事故を無くすという観点で普通に考えれば、だれでも気づきそうだと思いますが、資料を見ると第1回目で早々と検討の対象から外れています。
・こ線人道橋はJR線部分だけ必要で、京浜急行線の踏切はそのままでいい。
(第2回目検討会で配布された第1回目の意見の集約から一部そのまま引用)

おそらく、なるだけ費用と手間をかけたくない側と、踏切をなくすつもりがないから対策をあまり大規模にする必要がないという側の双方の思惑が妙に一致した結果ではないかと個人的には思います。

H28年11月に私は別のブログでこの提案をしました。

検討3.jpg


生見尾(うみお)踏切を廃止しないで解決するための案を考えました
JR線と京浜急行線を一気に跨ぐ人道橋とエレベータの提案です。現地にも何度か行って、頑張ればなんとかなりそうな感じを今でも持っています。

いろいろ検討したけど実現困難というのであれば納得がいきますが、検討のテーマにもならなかったということを今回資料から知って、返す返すも残念です。

本当の問題は何か、その対策は何かを見極める目を養いたいものですね^^;手前みその話はこれまでにします。

対策の前進に向けてどう考える?
ことの本質は何でしょう?

歩行者の人身事故を無くすための仕組みとルールを作りたいんです。
踏切を存続させたいと廃止したいの真っ向からぶつかり合うのはもうやめましょう。

だったら、たとえば踏切の歩行者通行を一切禁止にすることで踏切を存続させるで、折り合いをつけたらどうでしょう?

名目上は踏切の廃止にならなくても実質は廃止に近い効果が得られると思う私案です。

人道橋は歩行者優先・自転車通行可にすることで、自転車・バイクと完全に混在するよりはよほどラッシュが軽減できると思います。

踏切は自転車・バイク・車だけを通行可能とすることで、踏切を渡り切れなくても検知装置が働いて、事故になることも大幅に減るでしょう。車については、この地域の関係者限定の通行許可証を発行するようにして、通過車両は岸谷生麦線に迂回させることで量を減らすのが良いと思います。

実際には歩行者のすり抜けなどあって、歩行者に踏切を渡らせないようにするためには、それなりの手間と工夫が必要です。でも前向きの対応だと思います。今の警備の方がなさっている苦労よりは、そうとう労力が軽減されると思います。

無い知恵を絞って、この2,3日一生懸命考えてみました。私の結論は以上のようにごく単純になりました。
関係者の方の、対策を前進させるためのヒントにしてもらいたいな……。
タグ:生見尾踏切
posted by 泳登(えいと) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 近所を歩く | 更新情報をチェックする
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